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北日本新聞が2019年7月から308円値上げの月3,080円へ。考察してみた。


f:id:miyateu:20190719000159p:plainどうも、マスコミブロガーのみやてうです。

 

北日本新聞が7月から値上げを発表しましたね。

 

7月12日付けの朝刊で値上げに関する社告が掲載されていましたが、北日本新聞社の公式サイトで値上げに関する記事を探してみましたがどこにもありませんでした。

 

なので、新聞の社告に掲載された文章を見ながら、今回の値上げに関して考察していきたいと思います。

 

①そもそも北日本新聞ってどんな新聞?

 

そもそも北日本新聞とは、富山県富山市に本社を置く富山県の地元紙(地方紙、或いは県紙とも言う)です。

 

創刊は1884年と135年の歴史がある新聞社です(スゴイ)

 

2019年4月現在の日本ABC協会発表の新聞発行部数は22万7千部でした。

 

富山県は読売新聞などの全国紙もシェアが高い地域ですが、それでも多くの新聞を発行していますね。

 

本社ビルも富山駅の徒歩圏内にあり、結構目立つビルです。

 

②値上げに関する内容と社告。

 

さて、今回のテーマである“値上げ”。

 

新料金内容としては月極め購読料が現在の3,072円から308円引き上げ、3,380円に改定するのと、一部売りの価格も130 円から10円アップの140円になるということでした。

 

消費税関連以外の定価改定は25年(1994年、平成6年)ぶりだそうです。

 

ちなみに、WEB上では北日本新聞社からの社告は見つからなかったので、北日本新聞の紙面に掲載されたものを一部抜粋してみました。以下内容です。

 

「この25年間の間、新たな印刷工場・越中座の開設によるカラー紙面の増加や数々の新企画で紙面の充実を図り、地域の文化、スポーツ活動を支援してきました。見守り活動“愛のひと声運動”をはじめとする地域密着型の読者サービス向上にも努めてきました。

 

一方で、紙代・インク代をはじめとする新聞製作に伴う経費が膨らみ、日々家庭に新聞をお届けしている販売店も昨今の人手不足による労務関係費の上昇などで負担が増え続けて来ました。

 

新聞社、販売店ともに経営の合理化や経費削減の努力を重ねてきましたが、戸別配達網の維持が難しい状況も生じてきたことから、購読料の改定をお願いさせていただくことにしました。

 

購読料改定に合わせて、より分かりやすく、読みやすい紙面に刷新する新たなコーナーも設け、読み応えがあって日々の生活に役立つ新聞づくりに取り組ませていただきます。

 

今後も県内に印刷工場を持つ唯一の「県紙」として、県民読者に、より充実したニュースや話題を届けるように努めます。」

 

といった内容の社告で読者に理解を求めていました。

 

③値上げに関する個人的な考察など。

 

今回の北日本新聞の値上げに関するポイントは2つです。

 

一つ目は、値上げ後の料金が3,380円という値段設定にしたこと。

 

これは明らかに同じ富山県内で高いシェア率を誇る読売新聞の3,400円を意識しています。

読売新聞よりも高い金額、或いは同額にしてしまうと、「うちは読売さんよりも安いですよ」とセールスマンが言えなくなってしまいますからね・・・。

 

といっても20円の差なんて誤差の範囲だし、むしろ販売店の集金さんなどは釣り銭が出るのでかえって業務効率が落ちそうです。

 

他の新聞社のように3,350円で良かったのではないかと思ってしまいます。

 

また二つ目のポイントですが、今回の値上げに関して紙面では社告を出しましたが、北日本新聞公式サイトでは値上げに関することを掲載していません。

 

今年に入ってから新聞社の値上げが頻発していますが、新聞社ごとに特色があって、値上げをきちんと説明する新聞社と説明しない新聞社の2つにはっきりと分かれています。

 

今回の北日本新聞の場合は完全に後者ですね。

 

きちんと説明しない(紙面の社告以外でも)、いわゆるステルス的な値上げをすることによって購読を止める人が減らないようにする作戦でしょう。

 

割と読売新聞や日本経済新聞など全国紙もそういった作戦を取っていますが、どちらが正解なんでしょうね〜。

 

1年経過したあたりでその結果は分かってくると思うので、注視したいところです。

 

何れにしても、値上げ後の金額も、値上げの周知の内容も、読売新聞をバンバンに意識しているということは何となく伝わってくる感じでした。

 

以上、みやてうでした。

 

では。