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岐阜新聞が2020年10月から値上げ。その内容と理由とは?


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こんにちは、みやてうです。

岐阜新聞が10月から値上げする社告を出しましたね!!

今回は、社告文を見ながら、値上げの内容と値上げした理由を考察していきたいと思います。

 

 

①そもそも岐阜新聞とは?

 

そもそも岐阜新聞とはなんぞや、ということですが、1881年という明治時代に創刊された新聞で、前身の岐阜日日新聞が本流となり今に至る新聞社となります。

 

基本的には岐阜県内のみの発行・配達されている新聞で、2019年時点での発行部数は16万部弱と、あまり大きな新聞社ではありません。

むしろ、東海地方に圧倒的なシェアを誇る中日新聞社が岐阜県内で発行している新聞の方が多い(およそ35万部!!)くらいです。笑

 

なので、岐阜県以外に住んでいる方からするとあまり馴染みが無い新聞社かもしれませんね。

 

ちなみにですが、2017年10月に岐阜新聞は夕刊の発行を止めています。

 

②岐阜新聞定価改定社告文の内容

 

さて、前置きが長くなりましたが、実際に岐阜新聞へ掲載された社告文を見てみましょう。

 

岐阜新聞の公式サイトにも載っているかな?と思い調べましたが、どうやらWEB上には掲載していないようですね。

きちんと掲載している新聞社もある中での岐阜新聞社のこの対応なので、正直誠実だとは思えません。

 

とりあえず実際に9月17日岐阜新聞に掲載された社告文を抜粋してみます。

 

・10月1日から月極購読料を2,982円から3,350円へ改定させていただきます。

・消費税増税以外での本体価格改定は1994年2月以来26年ぶり。この間用紙代など新聞製作の原材料費や輸送費は上昇し、新聞販売店の労務・経営も厳しさを増している。

2017年の夕刊の休止など合理化や経費削減にも努めてきましたが、新聞発行と戸別配達網を維持するためには、購読料を改定せざるを得ない。

・今回の改定に伴い、従来324円の追加料金が必要だった岐阜新聞電子版を月極購読の世帯には無料でご覧いただけるようにする。1世帯で同時に5人まで利用可能。

・2021年7月には創刊140年を迎えます。今後も言論・報道機関として質の高い情報提供に努めてまいります。

・コンビニエンスストアなどで販売する1部売りの新聞は110円から20円引き上げて130円となります。

 

と、こんな社告文でした。

 

③岐阜新聞の値上げの内容や理由を考察

 

とりあえずポイントとしては購読料金の3,350円という設定ですね。

これは競合紙である中日新聞社が3,400円になる(10月から)ので、それよりも少し低い値段で設定したいという思惑がありそうです。

 

ただ、安くするなら50円安くするのではなくて、100円や200円くらい安くしないとインパクトは無いと思います。。。

 

ただ、社交文にも掲載している通り、原材料費の高騰や、書いていませんがコロナによって広告売上の減少などかなりダメージを負っていることは確かでしょう。どこの新聞社も同様だと思います。

 

ちなみにですが、今回の値上げは中日新聞社をかなり意識している値上げとなっていそうです。

値上げするタイミングも同じ、電子版を読者には無料で利用できるようにする(中日新聞社も電子版は読者が無料で利用できる)、料金設定のやり方など・・・。

 

今回の値上げで岐阜新聞の読者が減るのか、それとも中日から岐阜へ切り替える読者が出てくるのか、要注目です。

 

④まとめ。岐阜新聞の代わりに違う新聞を読むとしたら?

 

ということで、10月から岐阜新聞が値上げをします。

値上げ幅は368円アップの3,350円に改まります。

 

個人的には、もし岐阜新聞が値上げするから、このタイミングで違う新聞を取りたい、ということがあれば、中日新聞か朝日新聞をオススメしたいと思います。

 

中日新聞ならチラシの量がかなり多いので、お得に買い物ができますから値上げの分をカバーできると思います。

朝日新聞は購読するとカタログギフトをもらえたり、全国的なニュースが岐阜新聞よりも断然強いので、紙面クオリティは高いです。

 

 

 

では。