どうも、マスコミブロガーのみやてうです。
2019年は日本の新聞各社が値上げを続々と発表した年でもありました。
僕ら業界関係者は、そのニュースを聞くたびに「またか・・・」という思いがいっぱいであったことを覚えています。
そんな中、全国紙の雄である毎日新聞社と朝日新聞社はいまだに値上げを発表していません。
昨年このような記事を書いてみましたが、値上げの気配すら2019年にありませんでした。
ちなみに、僕は2020年内に毎日新聞の値上げは無いと考えていますから、その理由をみやてうなりに考察していきたいと思います。
- ①値上げをしない理由:消費税増税後の景気がまだ読めない。
- ②値上げをしない理由:東京オリンピック後の景気が不景気になりそう。
- ③値上げをしない理由:朝日新聞が値上げをしないから。
- ④値上げをしない理由:系統の販売店が弱りすぎているから。
- ⑤値上げをしない理由:読売新聞から部数を獲得できているから。
- ⑥まとめ:2020年に毎日新聞の値上げは無いと思う。
①値上げをしない理由:消費税増税後の景気がまだ読めない。
値上げをしない理由の一番目は、2019年10月にあった消費税増税の後、日本の景気が少し悪くなっていることもあると思います。
消費者は増税があると財布の紐を締めますから、このタイミングで新聞代の値上げをしてしまうと新聞代が節約の対象になってしまう可能性がありますからね〜。
経済学者によると、消費税増税の影響が出るのは2020年春以降と言われています。
消費税増税から半年経過し、国民がその影響を肌で感じるのがこの時期だということです。
となるとまだ先行き不透明な中で値上げはし辛いというのが正直なところでしょうか。
②値上げをしない理由:東京オリンピック後の景気が不景気になりそう。
続いて値上げをしない理由は東京オリンピックの存在です。
消費税増税の話とかなり関連しますが、春先まで消費税増税の影響が読めない中で、夏から始まる東京オリンピックまでに果たして新聞代を値上げできるでしょうか?
答えはNOだと思います。しかも、その東京オリンピックが終わった後の景気は悪くなるという予想が多数。
オリンピック後すぐに値上げは無いと思います。
③値上げをしない理由:朝日新聞が値上げをしないから。
毎日新聞は、いまかなり部数が落ちていて、日本で4番目の発行部数になっています。
中日新聞グループに抜かれて、1位が読売新聞、2位が朝日新聞、3位が中日新聞グループ、4位が毎日新聞という状況です。
そんな中、読売新聞は2019年に値上げをしたものの、朝日新聞や中日新聞はまだ値上げをしていません。
特に朝日新聞と毎日新聞は同じ全国紙ということもあり、発行地域が被っていますから、どちらかが先に値上げをすると値上げをしなかった方に読者が流れてしまう可能性が出てきてしまいます。そうなると値上げには慎重になりますよね。
④値上げをしない理由:系統の販売店が弱りすぎているから。
これはマニアックな話ですが、新聞社は基本的に自系統の新聞販売店を抱えています。
その新聞販売店が新聞を毎朝配達し、営業活動もしてくれるということになります。
その系統販売店として、毎日新聞は読売新聞や朝日新聞と比較して脆弱だということは業界人ならば誰もが知っていることです。
販売店主のなり手がいなく、朝日新聞など他の系統販売店へ毎日新聞を預けて配達してもらう、ということが珍しくなくなってきています。
そんな状況で新聞代の値上げをしても、朝日新聞などに切り替えられるだけです。
なぜなら皆、自系統の新聞が一番大切だからです。読者に密接に関わっているのは新聞販売店です。
値上げの説明をするのも販売店がメインですから、そこが弱っていては販売政策がかなり取り辛いと思います。
⑤値上げをしない理由:読売新聞から部数を獲得できているから。
ここまでマイナスな話をしてきましたが、プラスな話としては、2019年に先行して値上げをした読売新聞から読者をかなり奪えているようです。
逆に読売新聞は値上げによってかなり部数が落ちてしまい、それの影響からか営業系のトップが左遷されてしまいましたね・・・。
値上げ後の読売新聞が3,400円、毎日新聞は3,000円ちょいですから、この差はでかい。
かなりの読者が毎日、朝日や地方紙に流れていると聞きます。
これだけ美味しい思いをしているのなら、簡単に新聞代を値上げをしないでしょう。
⑥まとめ:2020年に毎日新聞の値上げは無いと思う。
ということで、2020年中に毎日新聞の値上げが無さそうな理由を5つ記載してみました。
僕は値上げは無いと思いますが、朝日新聞など他の全国紙がいきなり値上げをしたら状況は少し変わるかもしれません。
新型コロなウィルスなども流行している現在、経済的に世の中が不安定ですから、値上げの決断をするのはさらに難しいでしょう。
ちなみに、毎日新聞も良い新聞ですが、朝日新聞や中日新聞、東京新聞などは購読するとクオカードやカタログギフトなどがもらえるキャンペーンをやっていたりします。
一時的にこれらの新聞に切り替えて、景品をもらった後に毎日新聞に戻しても大丈夫なようなので、下のリンク先から気になる新聞を見てみてください。
では。