どうも、マスコミブロガーのみやてう(@みやてう)です。
2月1日付け徳島新聞朝刊に、3月1日から電子版サービスを展開すると社告が掲載されていましたね。
とりあえず、内容と料金をまとめてみました。
①内容。
まずは内容から。
内容その1:“紙面ビューアー”
毎朝5時30分に更新され、過去30日間分を見ることができそうです。
出張や仕事で忙しい方も、移動時間や休憩時間にスマホやタブレットから紙面をそのまま見ることができますね。
内容その2:“過去記事検索”
電子版に記事は過去3ヶ月分を掲載しており、特集や連載をまとめて読んだり、気になるニュースをキーワードで検索することができます。
内容その3:“お悔やみ速報”
これは人によってかなり重宝しそうだなと思ったのですが、メールマガジン以外にも、お悔やみの速報が前日夜8時に配信されるとのことです。
前日夜8時というのが通夜の前日なのか、告別式の前日なのかは公式サイトを見ただけではよく分かりませんでしたが、徳島県という地域柄、冠婚葬祭を大切にする文化はまだ根強く残っていると思うので、これはビジネス上でも必要な要素ですね。
内容その4:“徳島県関連の行政・経済データ”
これも徳島県人にとってはかなり重宝しそうかな、という印象です。
徳島県関連の企業人事や周年などの経済データ、徳島県庁や市町村の行政、首長や議会の動向などが電子版でチェックできるようになるとのことです。
ここら辺の情報をまとめて配信するのは新聞社の役目だと思うので、期待できそうなコンテンツです。
②利用方法。
ちなみに、徳島新聞電子版を利用するには、「徳島新聞ID」への会員登録が必要です。
IDは徳島新聞がネット上で展開するサービスを簡単に利用するための会員認証システムで、会員登録は無料。
また、1個人につき1個のIDが発行されるとのことです。
③利用料金。
さて、気になる利用料ですが、税込月額料金は徳島県内限定の電子版併読プランが新聞購読料プラス972円、電子版単独プランが3,888円、そのほか、午前5時から翌朝5時まで利用できるワンタイムプランなるものがあり、そちらは1回1,080円の利用料金とのことです。
支払い方法は、併読プランの場合は販売店での決済、それ以外はクレジットカード決済となります。
ちなみに、併読プラン、単独プラン共に初回の申し込み月は無料で、最低翌 1ヶ月分の料金がかかります。
尚、無料会員は、紙面ビューアーなどは利用できませんが、メールマガジンと、有料記事や電子版オリジナル記事の一部分を読むことができるようです。
法人・団体・自治体向けの法人プランは1つのIDごとに税込5,400円からで、契約ID数や契約期間などによって料金が変わり、10個のID以上の1年契約一括払いでは最安の1IDにつき4,104円で利用できるようです。
支払いは請求書発行の銀行振込のみ。
④僕の所感。
徳島新聞IDの登録と発行は電子版のスタートと同じ3月1日から、WEB上で開始するようです。
ここ最近、新聞社の電子版サービスの開始が続々と増えていますね。
おそらく、日経電子版の会員登録者数が伸びていることも背景にありそうです。
逆に、電子版サービスを開始できない新聞社はこれから淘汰されていくことでしょう。
新たなコンテンツを作る体力が無いことを自ら証明しているようなものですからね。
そういう意味では、徳島新聞はこれからの生き残りをかけて、今後この電子版サービスに注力していくことでしょう。
ただ、徳島県内で未だに高い普及率を誇っている新聞社なので、あくまで“紙”の新聞しか販売できない系列販売店との関係性が心配です。
故に、電子版単体だと月額3,888円という料金は販売店との関係を考慮した金額と言ってよいでしょう。
(紙の新聞と同等か低くしてしまったら、紙の新聞が売れなくなっちゃうから)
ちなみに、読売新聞も2019年2月から新たに“読売新聞オンライン”というサービスを立ち上げました。
新聞社ごとによって考えている思惑が異なるので、今後の新聞業界がどう動いていくのか、個人的には楽しみにしています。
以上、みやてう(@みやてう)でした。
では。